今回も、IINの授業でおもしろかったところを抜粋してメモします。コカ・コーラやペプシ、マクドナルドなど大手企業をバシバシぶった切る医学博士、Mark Hyman氏による授業は、爽快でしたw。今回のテーマは「Food Addiction」。彼が、淡々とアメリカの現状を明確な数字で説明するのですが、それが本当にすごい(ひどい・・・涙)。
アメリカでは70%の人が太り過ぎで、そのうちの40%が子供の肥満。
細い人でも、1/4が内臓脂肪型の肥満だそう。
その背景に、砂糖と小麦粉の消費量の多さがあります。アメリカの年間の砂糖消費量が一人当たり152LB(約69kg)、小麦粉が146LB(約66kg)。1日に計算すると、砂糖+小麦粉を1LB(約453g)近く消費していることになります。
子供たちの砂糖消費量は、1日に大さじ34杯。。。
ちなみに、全体の砂糖の消費量は1980年から40LB(約18kg)も増えたそう。これらの数字、「え? 間違い?」と思いますよね。
が、しかし一般に販売されている60万個の商品のうち、80%が砂糖を添加されているので、「これに砂糖はたくさん入っていないでしょう」と思うものにもたっぷり。例えば、ヘルシーとパッケージに記載のある全粒粉のパンでも原材料の欄を見ると、1番に小麦、2番目にコーンシロップと書かれていたり・・・辛。なので、自分で気をつけない限り“うっかり砂糖”を、知らぬうちにたっぷりとって生活しているのです。
さらにさらに、50%の学校が学校内の食事の納入業者にファーストフード店を利用。店舗名や業者名が違うので、表向きではファーストフードとは気づかないそう。大手の飲料メーカーは子供の好きなアーティストを使って、砂糖たっぷりのソーダをPR。そのため、アメリカ人は8〜15%のカロリーをソーダから取っているのだとか。スーパーに行くと、水よりソーダの方が安いのにも驚きます。
LAでファーストフード店に行くと、ドリンクバーにラインナップされているのは、ソーダか甘いジュースばっかり。砂糖を取らないようにするには、水か、あればコーヒーを飲むという2拓になります。
ハンバーガーにソーダって、たしかに合うんですよねえ。
ワインとチーズのような、ビールに餃子のような。
さておき、砂糖の話は長くなるので、次の記事に続きます。
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