前回の続きのお話です。砂糖たっぷりの食事で育つとやっぱり、味の思考も甘めになります。知人でレストランを経営している人が、“アメリカ人向けに甘めの味付けにしている”と言っていました。ちなみに、スタバでソイラテを頼むと、日本と違うソイラテがでてきます。
こちらでも、スーパーで手軽に豆乳が購入できますが基本砂糖入り。ちゃんと「UNSWEETED」とかいてある方を選ばないと甘いんです。スタバでも、ソイラテをオーダーすると、甘い豆乳を使ったラテが出てきます。初めてオーダーした時の、がっかり感は今でも覚えています。アメリカのスタバのソイラテは、プロテインは摂れるけど・・・、ヘルシーとは言い切れないソイラテなのです。
さておき、医学博士のAndrew Weil氏も体内の常在細菌が昔と変わったと言っていましたが、Mark Hyman氏も同様の意見。砂糖、小麦、薬(ピル、鎮痛剤、ステロイド)、帝王切開、外的要因(遺伝子組み換え作物など)の影響で、体の常在細菌は変化していると。
動物実験では、コカインと砂糖を比較した場合、砂糖はコカインの8倍も中毒性があるという結果がでているそう。なんと、コカインと砂糖を並べると、コカイン中毒のラットですら砂糖の方に行くのだとか。
砂糖は少量でも、ドーパミンを排出、麻薬様作用もあり、常用性があります。また、グルテンもgluteomorphin(グルテオモルフィン)というモルヒネに似た化学物質の作用で依存性が高いのだそう。
科学者の言っていた恐ろしい言葉がこちら。
Cocaine reward paled in comparison to the sweet reward.
“pales in comparison”は、辞書によると、「たいしたものではない」「〜がかすんでみえる」「〜と比べたら月とスッポンだ」とのこと。
コカインの報酬効果は、砂糖のと比べたら月とスッポンだ!
直訳するとこうなりますw。
「食べ過ぎは太る」「太っているから食べ過ぎる」と思われがちですが、太る理由は食べ過ぎではないと、Mark Hyman氏。砂糖と精製された炭水化物の中毒性で食べ過ぎを招く。その結果、新陳代謝を鈍らせ、太るのだそう。
”太る原因は、カロリーオーバーではない”と、Mark Hyman氏が言っていたのも印象的でした。