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死産でも生きていた! 祖母から聞いた赤ちゃんの話

うちの祖母は、助産師&看護師として、看護師の免許ができる前から働いていました。定年後も、助産師として赤ちゃんの入浴のお手伝いなどなど、赤ちゃんの
お世話をずっとしていました。現在、94歳。

彼を家族に紹介するために、新潟を訪れた時のこと。おばあちゃんが暮らしていたのは、新潟の私の実家よりさらに山奥の過疎地。現在、おばあちゃんは老人ホームに暮らしていて、ときどき母と一緒にその山奥の自宅をチェックしに帰ります。彼も田舎の家を見て見たいということだったので、一緒におばあちゃんの家に行きました。

みんなで晩御飯を食べた後に、なぜか過去の思い出話になり、おばあちゃんが語りだした話です。忘れないように、メモをしておきます。

当時、産婦人科の看護婦をしていた祖母。ある日の夜、妊婦さんが赤ちゃんを出産しました。しかし、赤ちゃんは残念ながら泣きもせず、心音も聞こえなかったのです。
担当医はいろいろと処置を試みましたが、一向に反応せず、死産と診断しました。
それでも、赤ちゃんが寒くないようにと祖母は、その子に”ふわっ”とタオルをかけておいたそうです。すると、そのタオルがほんのすこし、ピクッと動いた気がしたのです。
まるで、赤ちゃんがタオルをけったみたいに!

医師がもう一度、心音を確認しましたが、やはり心臓は動いていませんでした。
祖母も「気のせい・・・」と思ったそう。

夜も遅かったため、出産した母親に赤ちゃんのことは伝えず、とりあえず病室に戻し休んでもらうように。医師は、お坊さんに連絡して、戒名をつけてもらう手配をした後、自宅に戻りました。

しかし、祖母はなぜかこの子が気になり、医師に「ひと晩、様子を見る」許可をもらい、タオルをかけたまま、ひと晩中ずっと見守っていたそう。

赤ちゃんはだんだん冷たくなる一方。でも、なぜか生きている気がした祖母は、
赤ちゃんをさすったりして刺激を与え、できるだけ温めたそう。
すると、夜中にまたタオルがほんの少し、ぴくっと動きました!
「これは間違いない!」と祖母は確信し、小指を赤ちゃんの口に近づけたところ、
吸うような素振りをしたとか。

祖母は「この子、生きとるわ!」と驚き、すぐに医師に連絡。

翌朝、何もなかったように赤ちゃんは、お母さんの元に戻されたそう。その数十年後、同じ病院で看護師として働いていた祖母は、なんとその子に遭遇。

祖母「すらっとした元気な男の子に育っとったねえ」

もちろん、知っているのは祖母と当時の医師のみ。

祖母の口から語られる実話だからこそ、命の力、生きる力って
すごいと思わされました。
赤ちゃんは、心臓ではなく、細胞レベルで生きていたのかもしれません。

YOKO KOYAMA

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