体にいい食べものと、心にいい食べものの違い

雑誌編集部で働いていた時、毎月の校了前(締め切り前で忙しくなる時)には、必ずダイエットコークを飲んでいました。ある人は、クッキーアイスクリーム、ある人はミルクレープなど、校了に立ち向かうための武器のようなものをデスクの傍に常備していたのが印象的です。この行動を考えると、IINの創設者Joshua Rosenthal氏が言っていたPrimary foodの考え方に納得です。今回も、IINの授業で印象に残ったことを書いていきます。

健康食品のスーパーで毎日、健康な食品を買っている人より、映画館で友達同士、カップルでポップコーンやソーダを取っている人たちのほうが、幸せに見えた。これが、IINの創設者Joshua Rosenthal氏が考案したprimary foodの考え方の始まり。

Healthy relationships, regular physical activity, a fulfilling career, and a spiritual practice can fill your soul and satisfy your hunger for life.”

健全な人間関係、習慣的な運動、キャリアの達成、魂(心)の向上のためのレッスンが、あなたの魂と飢えを一生満たすことができる。

You could be eating all the kale and broccoli in the world, but if you’re not nourishing yourself on a holistic level, you will not feel vibrant.

世界中、すべてのケールとブロッコリーを食べたとしても、ホリスティックレベルでは、栄養になっていない。力強いと感じられないでしょう。

この、いわゆる体に悪いといわれている食べものも認めているところがいいところ。
体にいい食べものとは、いわゆる栄養価の高いもの、農薬や添加物などが使われていないもの。心にいい食べものとは、たとえ健康的な食べものでなくても心がみたされるもの。
どちらも、人にとっては必要なものです。

「心が満たされる」ことがいかに重要か印象付ける調査があります。
アメリカのペンシルベニア州Rosetoという町では、1970年代に心臓病の疾患が通有情レベルの半分以下だったそう。そこで医師が彼らの生活習慣を調べたところ、

・ワインを毎日1本以上飲む
・ラードで揚げたフライドチキンやポテトを食べる

栄養面では、ほかのエリアよりすぐれていると決して言えない感じ。じゃあ、DNAでは?と考え、ほかのエリアのイタリア系の人を調べても心臓病疾患の数は、一般的なアメリカと同レベルでした。

じゃあ、なぜRosetoだけと調査した結果、わかったのはコミュニティの密接度。

一人暮らしの人も、若い家族も、老夫婦の家にも、仕事帰りみんながそれぞの家を訪ねて行って、ワインを飲んでしゃべって帰っていく。誰もが、寂しいと感じる必要がないエリアだったそう。寂しいと感じる人々は、喫煙者や運動をしない人よりも病気リスクが高いということもわかっています。挨拶だけでも、近所の人と会話をするって大切なことですね。
その点、LAでは、エレベーターで一緒になっただけで、ガンガン話してくるのでありがたい(?)、かもしれないw。

あと、印象的だったのが、Lissa Rankin医学博士が言っていた言葉。

「海軍のドクターになった時、彼らはグリーンをたっぷりとったり、栄養面では優れているはずなのに、今までで一番病気がちだった」

海軍の関係者は、仕事、子供、夫、妻など日常的にストレスを抱えている人が非常に多く、そのせいで健康的なものを食べていても病気がちだったそう。

健康で過ごすためには、食事だけでなく、生活全体、心のケアも必要です。

日常では、健康的な食事を意識しすぎて、ジャンクフードやスイーツを1回食べただけで罪悪感を感じる人もいますが、その場合ジャンクフードを食べたことより、「食べてしまった!」と思う心の方が大問題。プラセボ効果というのがありますが、”この薬は効く”と思っていたら効くんです。逆に、効かないと思っていると効かない。ポジティブな思いと、ネガティブな思いを比較すると、ネガティブな思いの方が効いてしまうそう。

例えば、砂糖たっぷりのスイーツを食べてしまったら。。。
私も東京にいる時、疲れているとよく甘いものを欲していました。食後は、「食べてしまった……」自己嫌悪に。結局、シュークリーム(←好きだった!)ひとつ食べたところで、健康被害はないし、太ることもない。食べた罪悪感より、食べておいしかったな~という充実感に注目するのがよかったんですね。

小さいことは気にせず、だいたいでいいくらいの気持ちの方が結果うまくいくと思います。

Photo by Ben Kolde on Unsplash

YOKO KOYAMA

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